エンジェルスバーガー

【エンジェルズバーガー完全ガイド】フィリピンで学生時代死ぬほど食べたハンバーガー

フィリピンでハンバーガーといえば、ジョリビー(Jollibee)とかマクドナルドなど有名どころが色々あると思いますが、僕が学生時代これでもかと言うほど食べていたのが、エンジェルズバーガー | Angel’s burgerです。

超庶民派で地元feelなバーガーを楽しみたい人は是非チェックしてみてください。興味がなくとも、一度でも食べてもらえたら嬉しいです。

エンジェルズバーガーとの出会い

通っていた大学から徒歩1分の大きなモールがある通りの反対側にストリートフード(=食べ物の屋台)が集まった場所があり、授業の休み時間に最初に訪れたのが始まりです。

黄色い塗装の小さな屋台があって、そこからは肉を焼く音が聞こえ、おいしいそうな肉の匂いが僕の方まで届いてきました。

「いい匂い。。ちょっとみてみよう」

お店まで行って中を覗くと、黄色いシャツを着たお姉さん(おばさんだったかも)が鉄板の上でたくさんの平べったい肉を、周りを囲っているお客さんたちのためにじゅうじゅう手際よく焼いていました。

なんともいえないおいしいそうな野性的な肉の匂い。

「普通にめっちゃうまそう、食べたい。」

注文のシステムがわからなかったので、友達に教えてもらいました。
聞いてみると、普通のハンバーガーとチーズバーガーは1個注文すると2個ハンバーガーを食べれるらしいです。

メニューに値段が書いてありましたが、つまりここにかいてある値段はハンバーガー2個分ということでした。(当時はなんでそんなことするのかわからなくて変な感じでした)

とにかく無事注文ができたので、できたものにさっそくかぶりつく。

「・・・え・・うまっ。」

ひかえめにいって感動しました。

「普通にマ◯ドナ◯ドよりうまいやんけ」

その日から早速エンジェルズは僕の毎日のランチ候補になり、幾度となく食べてきました。お腹が空いた日は最高で8個食べたこともありました。(おい)

今ではエンジェルズと言ったら、僕にとっては天使でも野球チームでもなく、黄色い屋台の中でおばさんが焼く、肉々しいハンバーガーのことです。

「味は良い」

注文したと同時におばさんが目の前で手際よく牛肉を焼きはじめます。おばさんと自分で鉄板をはさむ形なので、焼いている感じやにおいがとてもそそられます。

他のボリューム感があり、いろいろな具材をのせるハンバーガーとは違って、
エンジェルズバーガーは基本バンと肉とマヨとケチャップのみ。できあがった姿は正直あまり良い見た目ではなく(小ぎれいじゃなく、変に着飾っていないとも言える)、インスタ映えとは程遠いです。

いかにも庶民的で、ものすごくシンプルなハンバーガーなのですが、余計なものが入ってなく、その分肉の味がダイレクトに感じられます。

他にもおいしいハンバーガーは山ほどあると思いますが、このエンジェルズバーガーには何か特別なものを感じました。

とても安い値段で経済的にほとんど負担がないので、これをいくらでも食べていいんだと言う幸福感を感じたのを覚えています。なつかしい。

メニューと値段、注文方法

エンジェルスバーガーメニュー
(2019年時のメニュー。店舗によって若干の違いあり)

まず写真のように、たいていのエンジェルズのお店では、上の方にメニューボードがあるので、そこから選ぶことになります。

上の画像では、ハンバーガーとホットドッグの写真が計4つあると思いますが、それらがエンジェルズバーガーの看板メニューです。左から順に紹介します。

※(2019年当時の値段。店舗や時期によって料金が若干異なる場合があります)

Hamburger(ハンバーガー) : 26ペソ

普通のハンバーガーです。
「Buy 1 Take 1」というシステムで、1オーダーでハンバーガー2つで、この料金が26ペソとなります。基本ハンバーガー1個のみの注文はできません。

普通に1オーダー分注文したい場合は「One burger」「Isang(タガログ語で1つと言う意味) burger」などといえばOKです。

2オーダー分(4個のハンバーガー)を注文したい場合は「2 orders of burgers」「burger, 2 orders」「dalawang(タガログ語で2つ) order ng burger」などといえば大丈夫です。

逆に「4 burgers」とか言ってしまうと、おばさんが意気揚々と肉を8枚焼き始める可能性もあるので注意してください。

「HOT SAUCE?」
おばさんが肉を焼いている間に、たいていの場合「(may) hot sauce?」と聞いてきます。基本のソースはマヨネーズとケチャップとホットソース(チリソース)ですが、一応辛いものが苦手な人を考慮してホットソースも入れてもいいか尋ねてくるので、OKな場合はそう伝えてください。

お金を払うタイミング
いつでもいいですが、商品を渡してくれるタイミングで、おばさんやお姉さんに直接お金を渡せば大丈夫です。念のためおつりがぴったりか確認しましょう。

Cheese Burger(チーズバーガー) : 36ペソ

普通のハンバーガーにチーズがのっているものです。こちらも「Buy 1 Take 1」ですので、ハンバーガーと同じように注文すればOKです。

Footlong(フットロング) : 40ペソ

フットロングは通常の2倍の長さのホットドッグです。これは「Buy 1 Take 1」ではありませんので注意してください。

この2倍の長さのホットドッグは持ち帰るときや食べるときに何かと不便なので、おばさんがたいてい「Kalahate?」「Half?」とか聞いてきて半分に切るかどうか尋ねてくるので、切ってもらうと良いかと思います。

Hungarian Sausage(ハンガリアンソーセージ) : 44ペソ

文字通りですが、ソーセージがちょっと良いバージョンのホットドッグです。こちらは通常の長さのホットドッグとなります。

その他

僕はほぼ上に紹介したものしか食べないのですが、そのほかにも様々なメニューがあります。

ハム系

  • Ham Sandwich(ハムサンドイッチ): 18ペソ
    肉の代わりにハム(見た目はスパム)が挟んであります。
  • Ham & Cheese Sandwich(ハム&チーズ): 23ペソ
  • Ham & Egg Sandwich(ハム&エッグ): 30ペソ
  • Ham Cheese & Egg Sandwich(ハム&チーズ&エッグ): 35ペソ

※「サンドイッチ」は日本人が想像する三角形のような感じではなく、単にハンバーガーで使われているバンでサンドしたものです。

ベーコン系

  • Bacon Sandwich(ベーコンサンドイッチ): 20ペソ
  • Bacon & Cheese Sandwich(ベーコン&チーズ): 25ペソ
  • Bacon & Egg Sandwich(ベーコン&エッグ): 32ペソ
  • Bacon Cheese & Egg Sandwich(ベーコン&チーズ&エッグ): 37ペソ

ホットドッグ系 / エッグ系

  • Jumbo Hotdog Sandwich(ホットドッグ): 18ペソ
    ジャンボと書いてありますが、フットロングのように長いものではなく、「他店に比べると少し大きめのソーセージ」の普通サイズのホットドッグです。
  • Jumbo Cheesedog Sandwich(チーズホットドッグ): 23ペソ
  • Egg Sandwich(エッグサンドイッチ): 16ペソ
    エンジェルズバーガー最安値のバーガーで、こちらは具が目玉焼きのみのハンバーガーです。

また、チーズ、エッグ、ハム、ベーコンの追加トッピングもできるので、よりゴージャスにしたい場合は頼んでみてください。

ドリンク: 15~20ペソ程度

冷蔵庫で冷やしてあるドリンクもあります。

  • 7-up(セブンアップ) : スプライト系
  • Mirinda(ミリンダ): 炭酸オレンジ系
  • Rootbeer(ルートビア)
  • Mountain Dew(マウンテンデュー): スプライト系
  • Pepsi(ペプシ)
  • Bottled Water(ミネラルウォーター)

ドリンクを注文すると、こんなふうに小さいプラスチックの袋に入れてストローをさしてもらえます。ローカル感満載。

たまにびんのまま渡されることがありますが、「pa plastic」とか「plastic please」といえばこの小袋に注いでもらえます。

エンジェルズバーガーをより美味しく食べる方法

お節介かもですが、一応僕のおすすめの食べ方を紹介しておきます。

なるべく出来たてを

注文がたくさんくる場合を想定してあらかじめハンバーガーを作り置きにしてストックしている場合があります。

冷めたらおいしさ半減なので、注文してから作ってもらうようにしてください。
「can you cook a new one?」とか「pa luto po(作ってください)」とか言えばOKです。

バンもちゃんと鉄板で焼いてくれたら期待大

お店によって(と言うかおばさんによって)まちまちですが、肉と一緒にバンもちゃんと軽く焦げ目がつくまで焼いてくれる場合は、期待大です。

バンに火が通って、鉄板からの肉汁も少し吸うので外カリ中しっとりで風味が増します。

追加ケチャップでよりジューシーに

お店のカウンターに大きいケチャップの容器がボンと置いてあるところもあるので、食べる前に1~2割増でケチャップをかけるとバンのパサつきがなくなってよりジューシーに感じられます。

ケチャップだけではなくホットソースも置いてあるお店もあります。

もし置いてない場合はおばさんにお願いすればもらえます。
「Pahiram po ng hot sauce/ketchup(パヒラム ポ ナン ハットソース/ケチャップ」(ホットソース/ケチャップ(の容器)貸してください)

バンを少しつぶして食べる

少し行儀が悪いですが、食べる前にバンをすこしつぶして全体のサイズを小さくしてから頬張るとさらにジューシーに感じておすすめです。

僕の定番オーダー

学生の頃は食欲旺盛だったので(今もそうですが)、お腹が空いたときは

  • ハンバーガー4つ
  • フットロング1つ (普通のホットドッグ2個分のサイズ)

をよく食べていました。

これでお腹にいっぱいになるのですが、
これでも100ペソ(現在のレートで215円程度、さらにドリンクを足し250円程度)払えばお釣りが来てしまうという超破壊的価格なので、一度ハマってしまったらリピート間違いなしです。

僕はバーガーキングのWhopper(ワッパー)もめちゃくちゃ好きなのですが、
単品の値段が150ペソ程度です。エンジェルズバーガーと比較すると、
150 ÷ 26(1オーダーの値段) = 5.7オーダー × 2 = 11.5(個)
ということでwhopperの単品を買うお金でエンジェルズバーガーが11.5個食べられます。恐ろしい幸せ価格。

※ジャンクフードではあるので食べ過ぎにはご注意ください。

まとめ

なるべくエンジェルズバーガーの魅力を伝えようと頑張ったのでもし見かけた場合はぜひトライしてみてください!

ちなみにエンジェルズバーガーの他にも似たような「Minute Burger」や「Burger Machine」などローカルのハンバーガーの屋台もけっこうあるのでもし機会があったらチェックしてみてください。僕は100%エンジェルズ派ですm(_ _)m

それでは最後に情報をまとめておきます。

  • エンジェルズバーガーはフィリピン全土にフランチャイズ展開している、地元民に人気のハンバーガーの屋台です。黄色の塗装が目印。
  • 営業時間: 24時間営業のところが多いですがお店によっては深夜0時前に閉まるお店もあります。
  • アクセス: 地元民が行き来するエリアにある場合が多いです。モールの近く・学校の近く・駅の近く・市場(パレンケ)の近くなど。マカティとかBGCなどの富裕層エリアには多分ない(?)です。あったら教えてくださいm(_ _)m
  • 最安はエッグサンドイッチで、普通のハンバーガーとチーズバーガーは「Buy 1 Take 1」で2個から注文できます。
  • まさに天使のようなハンバーガーです。

Wandering wondering.