自分をどうコントロールするかについて

いわゆる依存症というレベルになってくると、コントロールが難しい。
自分の意志よりも衝動が勝ってしまう状態。

大丈夫な時は大丈夫だけど、一度この衝動に駆られてしまうとどうしても抗えない時がある。
食欲とか、性欲とか。

一つ感じたことは、「抗った時点で負け」ということ。
例えば人生の中で本当にダイエット上手く行った時って、「抗ってない」時だったと思う。
つまり「ダイエット成功させてやるぞ!」と思ってない時。
何か人生の他の問題に囚われている時に自然と体重が減ってしまった、とか。

何かを強く意識しようとする時は注意したほうがいい。
その思いが逆向きに働く時がある。
例えば「〜しないぞ!」と強く思い続けるとどうなるか。
それはつまりある意味では、「俺は我慢ができずにたくさん食べてしまうデブなんだぞ」
という現在の望ましくない自分を知らず知らず認めていることになる。

一旦そういう自分を認めてしまうと、その自分がコンフォートゾーンになってしまうから、
逆にその中に自分を留めようとする力が働いてしまう。
抗うと、ある程度はうまくいっても、そのうちより強い衝動を生んでしまう。

話を戻す。
何か自分の中で変えたいことがある。
それに取り組んでいるときに
この抗い=「摩擦」みたいなものを感じていると、うまくいかないことが多い。
うまくいかないことはなくとも、極端に進歩が遅いことが多い。
本当にうまくいく時っていうのは、本当にスッとうまくいく。
自分の中のシステムと取り組み方、考え方が合致している状態。

じゃあ自分をコントロールしたい時、
自分が望ましくないと思っている行動をやめたい時、どうすればいいのか?
どうすれば「衝動に打ち勝つ」ことができるのか?

まず依存ぽくなっている時に共通するのは、
「この衝動から解放される唯一の方法が、その行動をすること」と思いこんでいるということ。
その欲望を満たすことでしか解放されないと思ってしまっている、視野狭窄の状態の自分がいる。

今の自分が考えられる唯一の方法は
「学習する」ということ。
「実は他の方法でもその衝動・欲望を解決できるんだよ」ということを自分自身にわからせるということ。

もしもっと建設的な、そして自分自身のためになる方法を見つけたなら、
必ずそっちの方を選び取っていくに違いないから。

だからいろいろ試してみるといい。
まとめると、

  • 「ネガティブな自分を肯定する」方法でないこと、厳密にいうとネガティブな自分を、「認めるのはいいけど、肯定はしない」ということ。
  • 「抗うこと」ではなくて、何か自分の中のシステムと合致していること。

自分の生きたいように生きれる人生でありますように。

Wandering wondering.